第三部 最終決戦

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「超亡霊というのは純度の高い魂がなるものだ。 ウリ坊もそうであったろう? しかし、人間は時として悪用してしまう。 もう二度と、そうして人の世に影響を与えぬように......。 儂は組織を作り、規約を作った」 降る雪が激しさを増してきたが、晴神の辿ってきた日々の激動には 適わない気がした。 「明日は山道が走りにくくて大変かもな」 俺はわざと、それまでとは関係のないことを言ってみた。 「大丈夫だ。車の走る道に雪は積もらぬよう、そして凍らぬよう、 儂の力で調整しておるからな」 悲劇の過去を語った神は、すべてが明るい現在を告げた。
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