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「あぁ、でも、これは知らないかもですね。
なにしろ僕が父から聞いた話しでして、他言無用って言われてきたから。
でも落合さんになら話してもいいかなあ」
「な、なんですか?」
「この村には、神様も移り住んでて、そして村を守っているんだそうです。
陽輝村って、陽が輝くと書くでしょ?
だから「晴神様 (はれがみさま)」という名前の神様が到来していると。
身体は人間の男性だけど、首から上は狐なんだそうです。
そして、その神様に仕える女性は口が悪くて人を傷つけるのだとか」
明らかに俺が体験したことを言われてしまった。
「はれがみさま......」
「はい。なかなかに信憑性はありますよね。
それでね、この村にはちょっとした不思議な出来事もあるんですよ」
「そうですか......」
ちょっとしたどころじゃなかったけどなあ。
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