第二部 猫と探偵と高円寺

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ちょっと残念。 個人的に聞いてみたいことがたくさんあったのに。 ううん、聞いてもおしえてくれないかな。 「あっ!」 ふと気配を感じて見上げると......落合さんのそばにいた、白い和装で 白銀の髪で青と緑のオッドアイの少年が空を舞っていた。 そして、あたしへと手を振りながら空の上へ上へと昇って消えていった。 「猫耳は無いんだ?」 あったらもっと可愛いのに、とか思いながら。 あたしは野方のほうの道を歩き出した。
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