第二部 猫と探偵と高円寺

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街は変わらぬ喧噪で、交番の中には『パトロール中』と、書かれた 衝立がテーブルに置かれてあった。 「すみませーん、何かお困りですか?お待たせしましたか?」 と、ちょうど巡回から戻ってきた2名の、本物のおまわりさんが 自転車に乗って戻ってきた。 「何もかも、無事に終わりました」 あたしがそう言うと、おまわりさんたちは『?』という顔をしていた。
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