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たどたどしくも読める範囲でウリ坊ちゃんは書いてきて、それから
空中で身体を曲げてお辞儀した。
「俺だってさ」
ベンとメモ用紙を返しながら落合さんが言ってきた。
「あの、捕らえるよう言われたんですよね?機関に。
これでいいんですか?」
「確認してみます」
落合さんがジャケットからスマホを取り出して、電話している。
「あ、どうも落合っす。あのですね、超亡霊を捕まえたらね、
俺んところ来たいって、どうします?はい?はい、はい、
あ、はーい、失礼しまーすっ」
なんか軽いノリだった。
「俺が所有していいそうです」
「軽いっ!」
「というわけで、よろしくな」
ウリ坊ちゃんが一回転した。
そして茶色と黒の縞模様のペンダントになって、落合さんの首にかかった。
「器用っ!」
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