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ついにアーク発見か!?
真家の言う通りに進むと、ついに岩山を抜ける事が出来た。
そして、そこには直径1メートルほどの空間があった。
「ついた。ここに、アークがあるはずだ」
真家は、持って来たスコップでそこを掘り始めた。
その背後で、印出井が落ちていた岩を拾って、それを振り被っていた。
(ふふふ、アークはお前には渡さん。死ね、インチキ野郎!)
そう言いながら、岩を振り下ろそうとした瞬間。
バキューン、バンバン
「ぐわっ、な、なぜ……」
どこからともなく、銃声が響き、岩が割れ、印出井は口から血を吐き出した。
「はは、ははははは! 騙されたな印出井! 死ぬのはお前だ!」
「ま、真家……お前、気付いて……」
真家は立ち上がり、崩れ落ちる印出井を眺めていた。
「ふふふ。アークなどあるはずないだろう?」
「う、うう。お前、騙したな……」
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