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「しゃよヌナと遊ぶの?」 「うん」 「なんでー?」 「だって、約束してるし」 「ボクは?」 「みんなと遊びなよ」 「……一緒に行く」 「サヨに聞いてみるね」 きっとシウも同じような事を言ってるんだろうな。 サヨに連絡すると、ため息スタンプが送られてきた。 とりあえず、ランチを一緒に取って相談する事にした。 「ソユン、トユンとかミンジュンは?」 「どうだろう?連絡してみる」 「別に連絡しなくっても良いけど」 「トユンから連絡来てるから」 トユンとミンジュンの組み合わせは想像がつかない。 まぁ、甘え上手なマンネだから、心配はしていないけど。 「アンジュ、ランチに来るって」 「そっか」 「うん。ねぇ、明日はボクと二人で遊ぼうね」 「明日は朝からクルージングの予定だよ」 「えー!」 「ランチ付きで、シュノーケリングとか、無人島とか行くツアーに申し込んであるから」 「……ズルい」 「だから、サヨと二人の旅行予定だったから」 「ボク達も行く」 「みんなの意見を聞いてみたら?」 「どうせやる事ないんだし」 「はぁ。少しは休んでリフレッシュしなよ」 「アンジュは急に冷たいよね」 「そう?」 「昨日は優しくって、可愛いかったのに」 「……」 「ボクの彼女は急に冷たい」 なんだかなぁ。 時と場合だと思うんだけどな。 これが始めからソユンとの旅行だったら、予定は違かったと思うんだよ。 急に合流してきたクセによく言うよね。
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