『白銀姫と七人の騎士』改稿中

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「う〜ん……」 悩みながらも、改めて自分の姿を鏡で見た。 長く、ストレートの髪は銀糸の様にサラサラ。 瞳はパッチリだし、肌も白い。 身長とかはよく分からないが、そんなに低いとは思えないし『美少女』と称しても良いのではないだろうか。美人さんというよりは可愛い系で。 ただ、着ているドレスはネグリジェというのかな……? なんだかシンプル過ぎて寂しい感じがする。 「そうか、私がドレスの詳細までを考えていなかったからかも」 下手くそなイラストで白銀姫のイメージは描いていたが、確かにそこには何の装飾も描いたりしてはいなかった気がする。 でも、クローゼットには流石に着替えが入っているだろう。 そう思って開けると、中には様々なドレスが。 ピンク、水色、淡いグリーン……。とてもカラフルな色合いのラインナップだ。 とはいえ、真っ黒だとかのキツめな色のドレスは無い。それはきっと私が白銀姫の性格を『穏やかで優しいイメージ』としていたからだろう。彼女が選ぶ様な服飾品のみが部屋にあるのだ……と、思う。 「まぁ、ドレスなんて一人で着られる気がしないけどね……」 そんな事を呟きながら、今度は机の方へと向かった。 机の上には羽根ペンや本が…… 「ん?」 本。その中で一冊こちらへ飛び出している様になっている、薄いものは…… 「私の、あのノートじゃない……」 改めて見返すのも何となく嫌だな。 という訳で私は、取り敢えずこの部屋から外に出てみる事にした。
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