もうやめときましょ

「“あと一回”…今日はこれを使おうと思ってます」

「先生、“あと一回”普通に使うとお願いや最後という気持ちがこもりますが、どう言葉の料理をしはるんですか？」

「そうやね…少し手を加えて別のものにしようと思ってます」

「別のもの…ですか？」

「はい、別のものに。そしたら時間もあらへんし、早速進めても？」

「はい。先生、宜しくお願い致します」

「はい。宜しくお願い致します…では、始めます…。“あと一回”を“あ・と・い・つ・か・い”とバラバラにします」

「はい」

「あと、いつ、かい？…あと、いつ、買い？と、この様になります。意味は、あと、いつ買い時なん？です」

「な、な、なるほど…」

「では、次は…。あと、いつかい？…あと、五日い？と、この様になります。意味は、あと五日かい？です」

「な、な、なるほど…」

「次は…アート…」

「先生、もう、いい、あかん💦やめときましょ…横で聞いてて、ただただ辛いです…」

「😨」