詩  コイネガウ

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貴方の声が聞きたい いつものように 「大丈夫だよ」と 「側にいるよ」と 髪を撫でながら囁いてほしい 貴方の肌に触れたい 少し太めの指 シワが出来た目尻 薄い唇 あの頃のように 寝る前に抱きしめてほしい 私を置いて 遠い遠い場所に旅立った貴方 もう一度 あと一回でいいから 私に逢いにきてくれませんか 貴方の声を忘れる前に 貴方の姿がぼやける前に 貴方への愛が消えないように
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