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2回目の電話をきっかけに、彼の方からも電話がかかってくるようになった。 最初は勉強の相談という名目で。 そのうち今日何を食べたとか、他愛もない話で。 そのおかげで私から電話することにも戸惑いを感じなくなっていた…そしてそんな自分に戸惑いを感じていた。 見知らぬ人に埋めてもらう喪失感。 胸の高鳴り。 翔哉に対する罪悪感。 何回目かの電話で、自分の戸惑いを打ち明けた。 あなたと話して楽しくて癒やされて、そんなことでいいのかと。 『別にいいじゃない?忘れて元気になっていくのは。彼も恨んだりしないよ。ずっと縛り付けたいわけじゃないと思う。』 …否定しないでくれて嬉しかった。 『…年下のくせに。』 そんな軽口も叩けるようになっていた。
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