第弐夜 契約

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夜の神は、化け猫が爆散してからもしばらく荒い息で興奮していたが、やがて落ち着いて、 「はぁ…」 夜の神が力ない声で倒れる。 「大丈夫!?」 私は急いで夜の神に駆け寄る。 「大丈夫…少し疲れただけじゃ…。」 そう言うと、夜の神はコロンと眠ってしまった。 夜の神を神社の部屋まで運び、 仰向けに寝かせた。 「う〜ん…う〜ん…」 しばらくすると、夜の神が唸り始めた。 悪夢でも見てるのかな… 「……。」 気づくと、私は夜の神を膝枕して、頭を撫でていた。 「う〜ん…ん…すぅ…すぅ…」 それが効いたのか、夜の神は安心したような顔で眠った。 それにつられて、なんだか私も眠くなって… 「すぅ…」 「すぅ…」 和室で聞こえる音は二人の寝息だけで、二人の眠りを妨げるものは、何一ついなかった。
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