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夜の神は、化け猫が爆散してからもしばらく荒い息で興奮していたが、やがて落ち着いて、
「はぁ…」
夜の神が力ない声で倒れる。
「大丈夫!?」
私は急いで夜の神に駆け寄る。
「大丈夫…少し疲れただけじゃ…。」
そう言うと、夜の神はコロンと眠ってしまった。
夜の神を神社の部屋まで運び、
仰向けに寝かせた。
「う〜ん…う〜ん…」
しばらくすると、夜の神が唸り始めた。
悪夢でも見てるのかな…
「……。」
気づくと、私は夜の神を膝枕して、頭を撫でていた。
「う〜ん…ん…すぅ…すぅ…」
それが効いたのか、夜の神は安心したような顔で眠った。
それにつられて、なんだか私も眠くなって…
「すぅ…」
「すぅ…」
和室で聞こえる音は二人の寝息だけで、二人の眠りを妨げるものは、何一ついなかった。
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