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「お兄ちゃんサイテーよ、汚い! 唯夏さんに謝んなよ」 真希ちゃんの目からも大粒の涙が溢れている。 そしてお義母さんは机の上に散らばった紙を無言で丁寧にまとめ、封筒に戻し、それを私に渡した。 「唯夏さん、あなたの要望どおりにします、いくらの値引きにも応じなくて結構です、全て侑哉の責任です、申し訳ありませんでした」 修羅場はそうして終わった。 侑哉だけがいつまでも悔しそうに床を叩いていた。
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