エピローグ

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「この様子だと財前さんに知られるのも時間の問題だろうな」 「やれやれ冬休み明けの新年からいきなり動物(アニマル)大戦争ですか。どうやら来年も忙しくなりそうですね。来年も仲良く宜しくお願いしますよ 李兎君」 「こちらこそ宜しく頼むよ 昴」 「ねぇ違うの!?彼女じゃないの!?彼女なんでしょ!?紹介しなさい禄助!!」 「クソがっ!頭に来る!今から八百屋に怒鳴りに行ってやらぁ!!」 ドタバタ ぎゃあぎゃあ 騒いでる二人の前で李兎と昴はお互いの麦茶のグラスをくっつけて チンッ と鳴らした。                          「……そうですか」小さな雪だるまを作りながら冬子は小さく笑った。 「叔母はやはり殺されていたんですね」 「はい、植原莉嘉さんと言う女性に。名前に聞き覚えはありますか?」 萩野が聞くと「ないです」冬子は振り返りもしないで短く答えた。
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