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「刑事さん達は私があの人を殺したと思ってるんでしょ?」
「いえ、決してそう言うわけでは」
「はっきり そうだ って言ってくださって構いませんよ。だって私が第一発見者だもの。だけど残念、私は殺してませんよ。周りの人達はどうだか知りませんけど」
「と、言いますと?」
「私以外の家族が“叔母”の事をどう思ってるか知りませんけど叔母を恨んでる人はあちこちごろごろ居ますよって事です」
萩野と梨木はちらっと視線を合わせた。
「貴方もその一人で?」梨木が聞いた。
「どう思います?」冬子は梨木を見た。
「どうって…」
「答えはYESよ」
冬子は梨木の目をしっかり見てにやっと笑った。その笑い方に妙な気味悪さを感じて梨木は眉を寄せると腕を組んで冬子から離れ壁に背をついた。
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