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「禄助、林田さんて…」
「坂城さんが離婚した元妻の林田育子さんだよ」
「まさか…。ついこの前会ったばかりだろ？」
「禄助君の見間違いでしょう？」
「俺 視力だけは馬鹿良いから間違いない」
三人は話しながら階段に向かってゆっくり歩き出した。
「だとして、何故林田さんは急にお亡くなりになられたんでしょうかね？」
「何か持病を持っていたとかだろうか？」
「林田さんは病気ひとつ無いよ。いつも変わらず元気元気」
「何故知ってる？」
「葬式の後に林田さんの働いてるスーパーの店長から聞いといた」
「いつの間に…」
「なぁそれよか 前に那緒君って養子かもなって話ししたじゃん？スーパーの店長がちらっと言ってた所に行ってみてぇんだけど、二人時間まだ余裕？」
禄助は振り向いて二人に尋ねた。
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