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「とっ、ととと父さんっ 何でここに!?」
「コルァ禄助!この馬鹿タレが!」
萩野は禄助の頭を容赦なくゲンコツした。
「李兎、それにここにはいないが昴、お前らもだぞ!三人揃って高校生にもなって余計な事に首突っ込みやがって!こう言うのはな、警察に任せときゃ良いんだよ!」
「その警察がさっぱりだから俺らが…」
「煩いっ!」
ボカっと禄助は再びゲンコツをくらった。
「禄助、特にお前は昔っからそうだ!何でお父さんが駄目だって言ってんのに言う事聞かないんだ!?それで何回危ない目に遭ったと思ってる!?いつになったら学習すんだ!?」
「そんな事言ってくっけど そう言う父さんだって子供の頃 今の俺みたいだったって爺ちゃんが言ってたぞ!?瓜二つだってさ!俺怒鳴りつけたいならその前に自分の性格改善してから怒鳴りに来いよな!!」
「なんだとっ!?この野郎〜〜〜っ!!」
萩野はおもいきり禄助を羽交締めした。「離せクソがっ!!」と禄助はジタバタ暴れている。
相変わらず昴親子にも負けない似たもの親子だな…素晴らしく仲が良い…。
昔から見慣れてる李兎が微笑ましく見ていると 側に逃げて来た和田が「あの親子(?)何なの?」と怪訝な顔をした。
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