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「わっ、びっくりした!!えっ、どうしたの急に?突然引退するとかこの業界じゃ普通によくある事じゃん?」
つい大声を出してしまった事に はっ として「あっ、急にごめんなさい」と財前は謝って三上から離れた。
「別に大丈夫だけど……そんなにびっくりするなんて、財前ちゃん 春野ちゃんと仲良かったっけ?」
「そんなんじゃないけど……」
自分のロッカーの方に戻って行きながら「少し驚いただけ…」と財前は言った。
新調したばかりのブラウンのショルダーバッグを肩にかけて玄関に向かって歩いていると財前の目の前、受け付け係の人と何か話してる白鳥を見つけた。
「白鳥さん!」財前は一直線に白鳥の元へ駆け寄ってった。
「あら、お疲れ様」と白鳥は振り向いて笑みを浮かべた。
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