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「おぅ財前仕事どした?クビになったんか?」
普段は人の仕事について口出ししてきたりしないのに珍しく聞いてくるのは禄助がまだしっかり夢の中に居るからだ。
「誰がクビよ!?普通に休みなだけよ!失礼ね!」
怒り出した財前に まぁまぁ と李兎は笑った。
「ほれ禄助、皆居なくなってしまったぞ?俺達も早く行かないと俺と財前さんはとかくお前はまた猪股先生から『また遅刻したのか!』と怒られてしまうぞ?」
「ちょっと音庄君、何で私まで遅刻する事になってるのよ?」
「一緒に禄助を運んでくれるのではないのかね?」
「嫌よ。何で私がこの人の事…」
するとその時「失礼しますよ」と涼しい顔で隣のクラスの昴が教室に入って来た。
「皆さんおはようございます。本日は良いお日柄で…」
「そんな事を言いに来たのではないのだろう?何の用かね?それと話しが前後したが おはよう昴」
「…おはよう」一応財前も挨拶を返しといた。
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