書籍化を目指すうえで

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書籍化を目指すうえで

2024/8/31 突然ですが書籍化を目指すうえでの作家の作家による作家のための講座もどきを行います。ぱちぱちぱち(セルフ拍手) 例えば! ……や――は偶数使いが推奨されているそうです。 知ってからすべて直したのですが、これに慣れてきてしまうと、奇数で使われている作品を見るとソワソワします笑 小説を書く上で推奨されていることって、結局は全て読者様が読みやすいように、なんですよね~。 紙の書籍と違って読みやすさの基準も変わるんでしょうけれど、やっぱり小説を書くなら読者様の読みやすさ第一が喜ばれるのではないかなーと思います。 現に私も、キツキツの作品を開くと目がちかちかしてしまうので、静かに作品を閉じてしまうことがあります。 あとはセリフの前に話したキャラの名前を書き入れえることでしょうか。 私は文学作品というか、書籍のような形でエブリスタも楽しんでほしいので、表現で誰が話しているのかを区別しています。 けれど話し方が似ているキャラクターに関しては、区別しやすいのではないかなと思っています。 それと感嘆符・疑問符  ! や ? です。 小説では! や? の後ろに文が続く場合、ヒトマスのスペースを取ることになっているそうです。上記の推奨されるものと同様、暗黙の了解、のようなものですね。 書籍化を目指す方にはぜひとも知ってもらった方がいいものらしいです。私も今日調べた時に初めて知ったので、すべて直してきます。 好みが分かれると言えばト書きもですね。 具体的で細かく書くことです。 舞台やドラマの台本、と言ったら伝わりやすいでしょうか。 試しに、拙作から例を出してみましょう。 特に感情表現がわかりやすい作品は「もしもあなたに逢えたなら」でしょうか。(https://estar.jp/novels/26144853) ト書きに変更してみます。頑張ります。 ※以下引用文あり ――原文――  YUIが悲しんでいる。それは嫌なことだ。このままだと、YUIがずっと失恋の悲しみから抜け出せないままになってしまう。  それは、YUIの1ファンとして、やってはいけないようなことだと思う。  まだ少し迷う指先で、再生ボタンをタップする。すると、さっきまで暗かった画面が嘘だったように、一気に桜の花びらが弾けるように宙を舞った。  YUIも、さっきとは程遠い、透き通った微笑みを浮かべて立っている。 ――ト書き変更文――  YUIが悲しむ。  それを見た「僕」は眉尻を下げる。  YUIについてを考えた「僕」は眉をひそめ、唇を噛みしめて再生ボタンをタップする。  小刻みに震える指を画面から離す。  画面が明るくなる。  画面の中で桜の花びらが飛ぶ。  桜の花びらに囲まれたYUIが瞳を閉じ、口角を上げて微笑む。 ―――――――――――――――――― 難しい。すごく難しいです。 小説は抽象的表現ならいくらでもできるけれど、そのように読者に任せてはいけません。 映像化する前提の書き方ですから、情景がはっきりと目に浮かばなければいけない。 それがとても難しかったです。 けれど「具体化」のいい練習になりました。 時々載せてみます。 【参考資料】 追記・作品内だとコピペできないみたいです、すみません(-_-;) 書き方について(下のまとめにも参考にしています) https://koubo.jp/article/23794 ト書きについて https://kakaneba.com/script-writing-writing-guide/#i-7 感嘆符と疑問符について https://jp.cwstudio.app/media/how-to-use-exclamation-point-and-question-mark 小説の暗黙の了解まとめ(という名の作者のメモ) ・文章の行頭(書き出しや改行後)は、文章のはじめを1字分空ける。 ただし、会話文のかぎかっこ(「」)から始まるものは、字下げの必要は無い ・感嘆符や疑問符を使用したあとに文章を続ける場合は、そのまま文章を続けずにヒトマス空ける。感嘆符や疑問符で文章が終わる場合、句点は必要ない。 ↑基本的に全角の! と?を使用。 ・ダッシュは(―)、三点リーダーは(…)のこと。ダッシュはダーシと書かれる場合もあり。 この二つは偶数での使用が推薦されている。(二つ、四つなどまとめて使う) ・かっこ内の文末に句点は必要ない。そしてかぎかっこ「」の中に使うかぎかっこは二重『』を使う。
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