序章 学生生活のはじまり

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「早速で悪いんだけど、この部屋から出てってくれないかな」  右の男が声音を変えて、すげなく告げた。 「……は、」  彌生は自身の耳を疑った。  どういうことだろうか、この部屋から出ていけとは。  ここは、彌生の部屋であるはずだ。  鍵は正しかった。  ……なぜ?  彌生は右の男を見つめた。
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