ー真希ー永遠に

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ー真希ー永遠に

そんなの嫌だよ。いつも一緒だったのに。 もう会えないなんて寂しいよ。 「藍来、お前ふざけんな。何で今まで俺を好き勝手やってたのに居なくなるんだよ」 ハル君が泣いてる。その姿を見てると、2度と会えないんだって実感する。 いつも大切にしてくれた。 まだ何も返してないのに。いってしまうなんて、ずるい。かっこよすぎだから。 好き、大好きだよ。 心に鍵をかけていたはずの藍来への気持ちが溢れ出す。 私、絶対に幸せになるからね。 藍来の分まで、ちゃんと。 一緒に居た記憶をたくさん思い出してしまう。 許されるならもう少しだけ話したかったな。 まだありがとうって伝えてない。 1番にいつも思ってくれた。 全力で護ってくれたし、誰よりも大切に愛してくれた。 ハル君だって、藍来が導いてくれた。 私の幸せは彼なしでは、成り立たない。 絶対、忘れないよ。 本当にありがとう。大好き。 言いたかった。愛してるって。 1度も言えなかった。 藍来の愛は永遠になったんだ。 心の中でいつまでも優しく輝き続ける。 結婚式当日は、ドレスにポケットがあるものを選んだから、エンジェルフェザークォーツのブレスレットも一緒。 ハル君、今までで1番かっこいい。 いつもかっこいいけど。今日は特別だから。 藍来の面影がほんの少しだけ残ってる。 でも、ちゃんとハル君だ。 ヴァージンロードを1歩1歩、進む度に思い出してしまう。 あたたかい、心がいっぱいになっていく。 もう泣きそうだけど全力の笑顔を見てほしい。 たくさん幸せをくれるなら、一生かけて返していきたい。 私、凄く幸せだよ。 これから何があっても一緒に頑張ろうね。 病める時も健やかなる時も、傍に…… 永遠に愛してる。 キスを交わして笑いあった。 涙が出てしまった時、気のせいかもしれないけど藍来が居てくれたような。 いや、絶対居たでしょ! これからも見守っていてほしいな。 忘れないよ。いつまでも。 水晶のブレスレット。大切にしなきゃね。 藍来が宿ってたブレスレットだから。 私は、天使よりも甘くて優しい存在に愛されていた。 ううん、これからも愛される。
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