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「僕の指が気持ちいいんだ」
2本の指でクリトリスを執拗に苛める。
冴島は喘ぎ悶える芹の耳にキスをしたあと、ぐちゅりと舌を侵入させた。
軟体動物のように柔らかく長い舌は耳の穴をぬるぬるとくすぐる。
頭の中が淫靡な水音と容赦のない快楽責めに支配される。
「ふあっ、ああ!あっ…んんっ!
い、…いっちゃう…!っ!!!」
焦らされた身体は簡単に絶頂に導かれる。腰が浮き、目の前が白く弾ける。
あの夜以来の深い絶頂。
しかし、
「!?さ、さえじまさ…っ、もうイッた!!あああっ!とめて!冴島さ…んん!!!」
「どうして?」
冴島の指は止まらず、絶頂しさらに敏感になったクリトリスを容赦なく弄ぶ。
悲鳴のような喘ぎが漏れ、呼吸が浅くなり、勝手に腰がガクガク震えた。
逃げようにも拘束されているため腰をよじることしか出来ないが、冴島は芹をがっしりと押さえ込み、耳を犯しながらグリグリと押し潰した。
「ひゃあああ!う、うう…っ!お願い!やめてっ!」
ポロポロと生理的な涙が零れると、冴島は満足げに口角をあげてやっと手を止めた。
そして頬を撫でながらじっと芹を見つめる。
「そうそう、そういう顔…可愛いです…」
冴島は心底愛おしそうに、息を乱している芹にキスをした。
休憩もつかの間、とろとろにふやけた芹の蜜壺にぬぷ…と冴島の指が入り込む。
「んっ、う…」
「簡単に2本も入っちゃいますね…」
ぐぐぐ、とその長い指は奥まで届き芹の中を探った。
「あっ…ああっ…」
快楽はもう十分なはずなのに、芹の身体は指だけでは物足りないというようにうねり指を締め付け咥えこむ。
中を強く撫でられれば、腰は媚びるように揺れた。
奥やイイトコロを擦られるたびに切なそうに中はヒクつく。身体の底から沸き上がる欲望が「もっと」と囁く。
「指じゃ足りない?」
冴島は下着を脱ぐと、芹に自身のモノを押し当てる。
冴島の興奮を表すように熱くて、固い。冴島はズリズリと揺らして擦り付けた。
「あっ…あっ」
自然と腰が浮く、揺れる。
「いやらしい目ですねぇ」
無意識のうちに先端から溢れる汁でぬらぬらとしたその冴島のペニスを見つめてしまう。本能がソレを欲していた。
「早く欲しいみたいですが、一回イケたら挿れてあげます」
冴島はゴムまでつけ、とっくに準備の整っているはずの膨張を芹のワレメに擦り付けた。冴島の興奮が芹の敏感な豆を潰しながら、一番欲しいところを素通りしていく。
「あっ、ああっ!!ひうっ、んん!」
切ない、熱が渦巻く、それでも芹は確実に絶頂に導かれていた。
「イクッ!イっちゃうっっっ!
っ、ああああっ!!!」
そして芹は情けないほどあっけなく達した。
息を整える間もなく、冴島のものが一気に奥まで押し込まれる。
子宮奥に亀頭がぴったりとくっつきお腹の中でキスをする。
長くて深いオーガズムが、芹の意識を真っ白にした。
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