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あらすじ
メルカル西部の小さな町、ジスキーンに勤務する保安官のルベルトは、町の近隣の荒野でEランクのゼノベーダーを目撃したとの情報を聞き、現場へ向かう。
そこでルベルトは、ゼノベーダーと交戦中の白狼の亜人の少女、ブランカと出会った。
なかなかの優勢とはいえ、素人のブランカを案じて後は自分に任せて下がるように注意を促すルベルト。
だが、ブランカは狩りの邪魔をされたと思い口論に。
するとあろうことかゼノベーダーがジスキーンの方へと逃走。
敵の侵入に平穏だった町はパニックになる。
純粋に獲物を追走するブランカに続き、慌てて彼女を追うルベルト。
町の人々や建物に構わず、ブランカは暴れまわるゼノベーダーを攻撃し、ついにゼノベーダーを仕留めることに成功する。
だが、町の被害に加え、町長の大切にしていた馬が喰われてしまい、ブランカは責任を問われ多額の賠償金を請求されてしまう。
にもかかわらず当のブランカは状況が理解できておらず、ゼノベーダーの亡骸から肉や皮を捌くことしか考えていない。
ルベルトはこれ以上ことが拗れる前に、ブランカの代わりに謝罪し、賠償金を支払うことに。
それでもなお若くして借金を背負うはめになった自覚のないブランカに、ルベルトは荒くれものでもできる賞金稼ぎになり、借金を返済するよう提案する。
億劫ながらも、他にどうすべきかわからなかったブランカは、この提案に渋々承知した。
こうして、ブランカはルベルトから指南を受けつつ、賞金稼ぎとして活動を始めたのだった……
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