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「つまり、今の自分からレベルアップしたいから呼び方を変えたいのか。それなら分かる気はする」
「うん……夏休み中に変えてしまえば、気付くクラスメイトも少ないと思ってさ」
「そっか。爽太が自分で決めたのなら、俺は見守るさ」
一成はYESもNOも言わなかった。
「ただ、一つだけ言うとしたら、だ」
急に神妙な顔になったので、僕は一成の方へ身を乗り出した。
「爽太。もし俺が、急に『俺様』なんて言い出したらどう思う? そこだけはきっちり考えろよ」
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