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ラサ「う...うん」
事実を否定したら、エリーユが悲しむやろしな。
エリーユ「だ・か・ら、ヨルン様。ラサの事、諦めてね?」
ヨルン「驚きはしたけど、男女の間柄になるのって、順番が逆転しちゃうコトはあるよね。ボクも、ラサに身も心も捧げれば、条件は同等よね」
ちょ、横からヨルンさんに抱きしめられた。
エリーユ「むっ、そうだけど。私には秘密兵器があるのよ。ラサの心は私に傾きかけてるわ、ラサから離れて」
反対側に座って抱きつかれる。
ヨルン「秘密兵器? なにそれ? 選ぶのはラサ君でしょ?」
エリーユ「じゃあ、本人に訊くのが一番ね。私とヨルン様、どっちが好き?」
ラサ「そ、そんなん決められへんて。僕が好きなのは、あーちゃんやから!」
僕の魂の叫びと同時にドアが開いた。
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