ヨルン

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女性「随分と騒がしいですね。ん、その後姿は、アズサさんですか?」  この声はヤリア様や。 アズサ「ヤリア様...やんね? 目、どないかしたん?」 ヤリア「ああ、これは...その。いや、はっきり宣言します! ラサ殿に好かれるためです! 自分はラサ殿が好きです!」  廊下でそんな大声で宣言されても...。 アズサ「あー、そうなんや。なんとなく分かったわ、ラーさんがウチの事、好きになった理由」  もう一度、こっちを向いて...エリーユを見てる。  こりゃ、もうバレたな...。  あーちゃんが眼鏡を外した。 アズサ「ウチは、まだ左近さんが好きやから...ラーさんを好きになってくれてる人と付き合ったらええと思うよ」 ラサ「あーちゃん、視力落ちてるんやろ? 危ないて」 アズサ「ウチの事は気にせんで。あいたっ」  あーちゃんがドアの開いた、壁の部分に頭をぶつけた。 ラサ「レンズの厚さで分かるて、無いと生活できへんやろ?」 アズサ「それでラーさんが幸せになれるんやったら、何とかウチも頑張るから...ほなね」 ラサ「待って! 確かに一目惚れしたけど、仲良うなって、あーちゃんだけを見てるんやて! 簡単に諦められへん!」
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