あーちゃん

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あーちゃん

 翌日の朝食にて。  あーちゃんは、本気で眼鏡をかけずに生活する気のようで危なっかしい。 ラサ「あーちゃん、隣いい?」 アズサ「イヤ」 ラサ「僕の事、嫌いになった?」 アズサ「嫌いとまでは言わんよ。でも、戦場以外では、そっとしといて」 ラサ「昨日の事件は、敵国が仕掛けた計略かもしれへんねん。確証は無いけど、リュー帝国軍を内部から崩そうとしてるのかもしれへん」  暫しの間。 アズサ「...自分で撒いた種やん。優柔不断」  僕は、お盆に朝食を載せたまま、突っ立っている。
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