ヨルン合格

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 聞き取れるギリギリのノックに反応したヨルン様が、密偵からのルームサービスを受け取り、扉に鍵を掛けた。  僕の部屋にある簡素なテーブルには、場違いなほど豪華な特上寿司...ッ! ラサ「すげぇ...旨そう」 「恋愛費用でケチる必要がない程度には、御給金もらってるからね。ラサ君、何からイク?」  ニコニコと僕をみつめるヨルン様。 ラサ「ほなやっぱ、烏賊(イカ)からで!」  伸ばした手を制される。 ヨルン「はい、あーん♪」 ラサ「え、マジで...?」 ヨルン「嫌だったら、普通に食べるけど」 ラサ「...頂きます」  手づかみやから、指が唇に...。 ラサ「マジイカス! ちょー旨いッス!」 ヨルン「喜んでもらえて何よりだよ。ボクにも、イカもらえる?」  あーんしとる...カワイイ所もあるんやな。
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