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僕とゴルゴダが対峙するより、先刻から【月光帝ユニコ大将vs.斬武聖カール中将】の一騎討ちも始まっていたらしい。
援軍到着までの時間を稼ぎたいリュー帝国軍としては、消耗戦を避けるのは理にかなっとる。
一方、僕の真の使命は、総大将ダルク元帥暗殺。
一騎討ちでバトッてる場合やないんやけどな。
リーチで分のある槍に、イカにして懐に飛び込むか。
刀の間合いに入れば、こっちのが有利や。
「偉海賊流...」
僕は、弓のように、左手の村正を縦に。
弦を引き絞るように、右手の妖刀【霧斬】の切っ先はゴルゴダに狙いを定めた。
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