第二章1.死の砂漠サーリ

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 抜き身の不気味な刀を拾おうと、柄を握った瞬間。 キリキリ『我を粗末に扱うでない、愚か者』 ラサ「うげっ、刀が喋ったッ!?」  驚愕して落とす。  喋る刀が、サクッと砂漠に刺さった。 エフィ「それ、妖刀の類ね。鞘も無いみたいだし、取扱注意よ。アッシュさん、お金は持ってる?」 ラサ「ちょい待ってな...」  懐には、御守りと財布があったけど、お金は無かった。  僕は、首を横に振った。 エフィ「いいわ、貸しにしといてあげる」  喋る刀にボロボロの包帯を巻く。
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