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イルバー自治国
エフィは優秀な魔兵やった。
僕も、偉海賊流剣術に龍覇剣技を組み合わせた剣兵としての戦い方は忘れてへんかった。
砂賊を片付け、エフィの案内で、イルバー自治国へと入国した。
余所者の僕は通行料が発生したけど、エフィが立て替えてくれた。
その分は、砂賊退治の傭兵報酬でお釣りが来たんやけど、聖骸布代金の御陰で、エフィには大きな借金ができてもうた。
イルバー自治国は、西洋ファンタジー色の強い街やった。
現在イルバー自治暦360年と、この大陸では比較的新しい国やな。
記憶喪失の僕は、エフィと組んで傭兵稼業をし、借金返済の毎日を送る事になった。
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