絶望人生の終わり

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 不幸自慢やないけど、若い頃は就職氷河期で、バイトすら取り合いの貧乏生活。  無理が祟って、右膝を筆頭に身体全体にもガタが来とる。  そして、30代半ばには、婚約寸前での破局をキッカケに、うつ病を発症し、精神障害認定。  それまでもフリーターからニートに近い、肩身の狭い生活を強いられつつ、小説家・ゲームクリエイター・YouTuberなんて夢を追いかけてきたが、どうにも才能には恵まれんかったらしい。  大した成果もなく(全く無かった訳やないが)、普通の労働もできない社会不適合者。  それが宮野の絶望人生の実態や。
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