もう一人の転生者

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左近「これは...鬼丸だな。【多古屋(たこや)菊碗(きくわん)】という刀匠の作だ」 ラサ&アズサ「「タコヤキ食わん?」」  二人は、同じ反応をして笑い合った。 左近「おいおい、天下五剣とも呼ばれる一振り、鬼族に特効のある霊刀【多古屋・鬼丸・菊碗】だぞ」 ラサ「それって、読み方次第じゃ【冷凍タコヤキ丸】やんけ。なんやイカス!」 アズサ「あはは、おっちゃん。おもろいけど、イカスは死語すぎやで」 ラサ「僕も最初はそう思たんやけど、こっちの世界で育った環境の方言なんや」  アズサちゃん、少し元気が出たようで何よりやな。  ところで、僕には何のチートアイテムもくれんかった女神が、彼女には、ええ刀を持たせるとか、ズルなイカ? 「ラサとアズサちゃん。せっかく盛り上がるなら飯にしよう。ドラゴンの肉は旨いぞー」  左近さんは、村正でグラビティドラゴンを解体して、異次元収納した。  この人も大概チートやなぁ。
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