数カ月後

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 エリーユは、村正の所まで距離を詰めた。 エリーユ「妖刀村正...ね」  その妖気に、伸ばした手を引っ込める。 ラサ「ああ、左近師匠の形見になってしもたな、下手に触らん方がええで」 アズサ「正直、ウチも自信ない...ラーさん、お願いでける?」  彼女が、本当は左近師匠に恋心を寄せて、形見を預りたい気持ちは伝わってくる。 ラサ「分かった、僕が預かる。二刀流もやってみたかったしな...ひとまず回復の泉へ行こう」  村正を右腰に差す(左腰には妖刀【霧斬】)  そして、あーちゃんの肩を抱いて泉へ。  手で掬って飲むと全快する。 ラサ「良かったら、エリーユさんも。怪我なイカ?」 エリーユ「探索中に受けたダメージと疲労もあるから、使わせてもらうわね」  山小屋は焼け落ち、広場にはクレーター。  アムリタの泉があるだけの殺風景。
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