ゆるす 許す 赦す

感謝

　まず、初めに私がしたことは感謝。

　夫にどんなに嫌なことを言われようと、されようと、１つでもいいところがあればそれに感謝をした。

　そして、一緒にいるかけがえなのない子供達に、一緒にいてくれることに感謝。

　この場を提供してくれている夫に感謝。

　そして、今日１日頑張った自分に感謝。

　外を出歩けばご近所さん達とお話をしたり、野菜をいただいたり、私からおすそわけをしたりとその日その日で感謝をすることは変わってくるけれども、毎日かかさず今もやっている。

　習慣だね。

　最初はこんなことで感謝。と言っても意味ないんじゃない？って思っていたけれど、これを1ヶ月続けたら、まず自分の気持ちにだんだん素直になれてきたの。

　こんな自分でもいいよね！ってすんなり受け入れることができるようになったのは自分の中でとても大きかった。

　2ヶ月目には、感謝をすることを自分からどんどん探すようになった。それこそ、気分がよくなる天気に感謝をしたり、気持ちのいい風が吹いた時も感謝をした。雨が上がって虹が出たときも、綺麗な光景に感謝をした。

　そして3月目から、生きていることを実感した。生きていることに感謝をし、呼吸をしていることに感謝をした。そして、自分の心臓にも、色々考えてくれる頭にも感謝をし始めた。

　これが当たり前のように毎日感謝をし続けることによって今まで私はないものねだりをたくさんしていたことに気づいた。

　やってくれない、くれない。
実はそうじゃない。目の前にあるものに感謝をすることが一番大切なことだった。

　ないないない。
そんなことばかり考えていると本当に色々なものがなくなっていく。でも、あるものに焦点をあてることによって、それは実在する。

　目の前にあるものだけに焦点がいくと今度はあるものでどうしようかを考えるようになる。

　そうすると自然と、これができるんじゃないか？こうすればいいんじゃないか？って考えるようになる。

　そうすると、考える力が鍛えられてくる。

　感謝というのは自分自身を認めてあげることになるんだと実感した。