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夢
「やっぱり俺も一緒に行く」
「えーー大丈夫だって!今日は調子いいから」
「一緒にいかせて。3人で一緒に行こう」
「はいはい笑 わかった 一緒に行こう」
彼女は笑っていた。やさしい日差しの中を2人で歩いていた。子どもの笑い声が聞こえる。
「いつか、こんな天気の中3人で散歩したいな」
「そうだね。どんな子に育つのかな」
「んー笑 パパみたいな子じゃない? 心配性でお節介で、でも優しくてかっこよくて誰かを幸せにできる人」
彼女は雲一つない空を見ながらそう言った。すぐ横の公園には小さな子供と親が楽しそうに笑っている。キャーーと遊んでいる子ども。それを見ながら
「気をつけてねー」と言っている親。
「分かってるよー!」そう返す声が聞こえる。
彼女は楽しそうに嬉しそうにその光景を見ていた。でも少し寂しそうに。そんな顔を見ていたらつい
「これからもずっと一緒にいれるよね、、?」
そう言っていた。彼女は一瞬困った顔をしてから
「当たり前でしょ。これからもずっと一緒だよ。ずっと大好きだよ。」
優しく微笑みながらそう言った。
「俺も__」
ピピピピ ピピピピ
肌に触れる冷たい空気。いつもの機械音。外は静かに雪が降っている。彼女を抱きしめようと寝返りをうった。冷たい空気を抱いた。
あぁ。そうか。
また夢を見ていた。
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