合流

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食パン……時計で日にちを確認すると賞味期限ギリギリ。 「本当に少し前まで人がいたんだ」 そのまま詰めるのもどうかと思い、カウンターキッチンの下に座って隠れながら、急いで出した食材をパンに挟んでラップで巻き、タッパーがあったので中に入れ、凍らせておいたお茶の近くに入れる。 時間は朝に眠らされて今は夕方。 日にちは変わっていない。 「自分たちが住んでいる所から半日ちょっとでつける場所って……」 スマホは充電切れで使えない。 探す余裕もない。 電気を付けたままにしていたら誰かに気づかれる可能性もある。 だが、いきなり矢で刺され夢中で走って逃げはしたが、今すぐ移動できるかとなるともう少し休憩したい。
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