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「コールセンターを追放せよッ!この王都には、二度と足を踏み入れるでないぞッ!」
俺の名前はコールセンターこと、佐藤純一。
サトジュンとか、ジュンとか、さとうとか、ジュニチとか。
それはもう、いろんなアダ名をもらったものだ。
コールセンターって……。
「コールセンター殿。参ろうか」
「……あ、はい」
ガシッ――。
抵抗すると思われたのだろう。
両脇を騎士に抱えられ、王城から引きずり出された。
捕獲されたエイリアン気分だ。
召喚されて30分も経ってないのに、どうして追放されるのか。
理由はひとつ。
俺のスキルが、【コールセンター】だったからだ。
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