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『来週の日曜日、会える?』
『はい。日曜日はランチしかないので
夕方からで良ければ』
『じゃあ終わったら連絡して』
『わかりました。楽しみにしてます』
『俺も楽しみにしてる。おやすみ』
『おやすみなさい』
短くも癒されるやり取り。
それが今の僕を力強く支えている。
宮嶋とのやり取りが終わり、
レストランの最寄駅の改札を抜けた時、
ポケットのスマホに通知が来た。
スマホ画面を確認すると、
先程別れたばかりの彼からのLINE。
『電話ください』
電車に乗って帰宅する僕とは違い、
徒歩で帰る彼。
もう自宅に帰った頃だ。
何だろうとぼんやり思いながら、
機械的にスマホを操作し電話をかけた。
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