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「どこにいるんだろうね」
無意識に口にした僕の言葉で、
眠っていたはずの彼が僅かに反応した。
「何か言った‥‥?」
瞬間、更に強まった。
自分の身体に絡まる彼の腕の力が。
佐橋に対する恨みは未来永劫変わらない。
彼を傷つけたことは絶対に許せない。
でも今はそれ以上に自分が許せなかった。
川瀬由貴、宮嶋恭介。
果たして、安易に発展させてしまった
2人との関係をいったいどうするつもりか。
答えはまだ見えそうにない。
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