本編

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もともと友達だった彼と共同経営の道を 選んだ理由は、ただひとつ。 自分にはない、そして他の人にもない センスと技術を持つ彼に惹かれたからだ。 努力だけで何とか喰らいついてきた僕と、 天性の才能に恵まれた彼。 嫉妬心が芽生えなかったと言ったら 嘘になるが、他を圧倒するスキルを 鼻にかけることなく謙虚でストイックに 打ち込む彼の姿を目の当たりにしたら そんなものは無駄だと打ち消した。
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