終わらない迷宮の中で

ナノスウォームがドローンに接触すると、瞬時に内部システムが狂い、制御不能に陥った。その隙にサラは「プラズマブラスター」で次々とドローンを撃破し、敵兵を無力化した。

次の瞬間、施設全体が不気味なうなり声を上げ、突然激しく揺れ始めた。足元の床が不安定になり、彼女はとっさにバランスを取ろうとしたが、頭上から轟音と共に瓦礫が降り注いできた。サラは瞬時に、腰に装着していた「アブソリュート・シールド」のスイッチを押した。

シールドが彼女の周囲に展開され、半透明のエネルギーフィールドが瞬く間に形成された。瓦礫が次々とシールドに衝突し、金属の塊やコンクリートの破片がシールドの表面で弾かれていく。

激しい衝撃音が響き渡り、フィールド全体が激しく振動した。しかし、サラはその場に立ち尽くすしかなかった。シールドが彼女を守っている間も、瓦礫は次から次へと降り注ぎ、エネルギーフィールドは限界に近づいていた。