【完結】お父さまの彼氏🩵

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そうだったのか、、。 お父さまがあんなに厳しかったのは、あたしが嫌いだったからじゃなく、あたしのことを想っていてくれたからなんだ、、。 あたしは、泣きそうになった。 そんなあたしに、美園さんは言った。 「シュウちゃんには、ずっと春菜ちゃんや結婚生活については相談されてたの。シュウちゃん、よく言ってた、、。『春菜を抱き締めたい、、。せめて手を繋ぎたい、、。でもその方法が分からない』って」 それを聞いて、あたしは診察台の上に座って、大口を開けながら、号泣してしまった。 お父さまは、あたしを愛してくれていた! あたしは、ずっと憎まれていると思い込んでいた。 お父さま、、。 あたしもずっと、お父さまに抱き締められたかった。 手を繋いで欲しかった、、。
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