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誠也がこちらを窺ってくる。
「話ってもしかして……」
「そうリベンジポルノの話よ」
「あれは!彩子が俺を振るから悪いんじゃないか!」
「リベンジポルノを経てあなたを嫌うどころかいなくて寂しかったよ」
屈せず言ってやった。あなたを深いところまで落としてやる。
「やっと俺の良さがわかったか」
誠也がにんまりした顔をこちらに向けてくる。
「いなくなって初めてわかるもんだね」
「彩子がわかってくれてよかった。俺達また戻れるよね」
「うん!」
誠也にそのまま押し倒され抱かれた。いよいよ本番。今だ!
わたしはバックに忍ばせていたナイフを手に取り、誠也の陰部を切り落とす。
誠也が轟音のような悲鳴を上げる。
「最初は誠也のことが大好きだったよ。だって私の数少ない味方だったんだもん」
わたしがとっておきの癒しの笑顔を見せると、悶えながらも誠也は大好きなわたしの笑顔に目を見開く。
「長く付き合うと、あなたは私が異性と話すだけで説教をするようになったね。最初はこれも愛だと納得したよ。だけど足を出した服装をするなとか、むやみに男に笑いかけるなとか……。私にも限界があるの」
彩子は無表情で淡々と畳みかけるように気持ちをぶつけた。
誠也はわたしに笑顔を向けられたからか、さらに興奮して出血量が多くなる。
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