21ニコライ視点

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そう言うと、ビルは立ち止まりニコライを真っ直ぐに見つめた。 「これ以上、マリーベル様に関わらないように。特別な感情を持つ前に離れなさい。 あぁ、もうここで結構です。では、またお会いしましょう。ニコライ殿」 「……それはどういう?」 言いたいことだけ言うと、ビルは去って行った。 特別な感情? 何を言っているんだ。 マリーベル様とは、まだ知り合って間もないのに。 確かに放っておけない方ではあるが。 ビル殿は何を勘違いされてるのか。 とりあえず、戻ろう。
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