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満州には日本人が多く住んでいたので、言葉の心配はなかったが、私は誰でも分かった方がいいと思い、標準語で話していた(後に孫からアクセント云々言われたが分からない)。
満州で生まれて初めて餃子を食べた。
近所の奥さんが作ってくれたのだが、日本で食べたことのない私は、その味にとても感激した。
とっても美味しくて、私は大喜びだった。
実は結婚しておいて何だが、私は料理は…家事は苦手だ。
料理はご飯に味噌汁、ちょっとした煮物、漬物はできるけど、大して作れない。
裁縫も繕い物と子供の用の寝巻きの浴衣くらいが何とか縫える程度。
女学校の裁縫の成績はそんなによくなかったもんね…。
母は近所の娘さん達に教えるくらい上手だったのに…。
でも夕飯はそんなに困らなかった。
案外ご近所の奥さん達がおかずをお裾分けしてくれたので、それをおかずにすることができた。
私が19歳でここに来たのと、私が年齢の割に小柄なので、ご近所奥さん達からは娘のように思われていたらしく、色々よくしてもらった。
満州ではご近所の奥さん達はよく麻雀をして遊んでいたので、私もちょっとだけ一緒に遊んだことがある。
よく分からなかったけど、牌の名前をちょっと覚えたかな…日本語じゃないんだよね。
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