Epilogue

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Epilogue

 気づけば与一は政子の傍らに座り込んでいた。  慌てて政子の首筋に手を置けば、これまでのような不可解な様子ではなく、しっかりと拍動し、薄っすらと瞳が開く。 「よくなったのですね」 「本当に馬鹿なことをするものだ。人の寿命は人がなんとかできるものではないんだよ」  与一は政子の髪をなでた。少しずつの中には自らの寿命も含まれていた。その残りがさほど長くないとしても、政子のことを知る余裕くらいはあるだろうと思い、不思議そうに自身を見つめる政子に微笑みかけた。 06891394-5e44-4146-82c1-7b1b422b507a違う話で書いた端喰さん。 0e6af46b-d5be-44c4-991d-87ea5351d4a4
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