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「たっくん、次はいつ会える?」
シーツを独り占めする美々子が猫なで声で聞いてくる。
ぼくは美々子を無視してベッドに腰掛けて黙々と次の娘を探す。
千歌は最近メンタルが不安定だし、愛羅はおっかない彼氏ができたとか。
ケイはオタ活に磨きがかかって地雷が多くてめんどくさい。
寝るためだけに家を貸してくれるちょうどいい子を探しているだけなのに候補に上がる子がいない。
どんなに連絡先をスクロールしても出てこない苛立ちについ本音が出る。
「イイコがいないなぁ」
ぼくの隠すこともしないクズ発言に美々子が嬉々として反応しめす。
俺の背中で文字を書いて遊んでいた美々子は
「アタシがいるじゃん」
と腰に抱きついてくる。
湿っぽい肌と肌がくっつく感覚に不快感を覚える。
美々子は近頃、めんどくさい。
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