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A子のスマホに、SNSメッセージの着信通知が鳴った。 K美からだ。 文面を見て、A子は苦笑した。 「これじゃ、付き合いは断てないや」 あと1回のお願いに、今回はカウントできなかった。 K美へスタンプで返信し、A子はスマホをベッドサイドに置いた。 なんだかホッとした気分で、ゆっくりと息を吐いた。 >A子って、△△ブランドのバッグ持ってたよね?似たようなバッグ探したいから、明日の夜、買い物付き合ってくれない?(お願いスタンプ) <(OKのスタンプ) >まじ神! <そーいうのいいから K美はA子からの返信を見て、口元をほころばせた。 久し振りに、気持ちよく彼女にお願いできた気がした。ほっと、息を吐いた。
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